HAG　－食・観・聴－　　

これからこの通信に掲載することは、私の拙い知識と愉しみを増やしたいという欲求から皆様に伝えたいことを綴ります。ギャラリーですから『アート』に絡むことを中心にと思っていますので、宜しくお願いします。

　12年前から季刊誌【ART'S】を編集してきました。振り返ればあっという間のことなのですが、たくさんの貴重な経験をさせてもらいました。本来、「アート」は実物を間近に観ることでその作品の迫力や緊迫感や優しさなど、作品の持ち味を感じる事が出来るものです。これは誰でも同じです。「難しい」「自分には関係ない」という先入観を捨て、まず観る事からはじめてみましょう。
自分の好きなモノに出会えたら、それはとても素晴らしいこと。楽しいと思う時、『思わず一人でクスッと笑ってしまう』そんな瞬間はありませんか？そんな経験がタダで出来るなんて今どきなかなかありません。但し、中には「嫌い」と感じるモノもあります。それはそれで良いのです。どんなモノが好きなのか、嫌いなのか、それを感じることによって自分の心地よい「アート」に巡りあえるのです。

美術館とギャラリーは同じと思っている方がいます。基本、アートに触れるというところでは同じですが、大きな違いがあります。まず美術館は『入館料を支払ってアート鑑賞をする。ときに作家の代表作となるような大きなサイズの作品が多い』ということ。そしてギャラリーは『タダでアート鑑賞ができ、大きな作品もあるが小さな作品を多く観る事ができる。何より気に入れば買う事もできる』なんですネｪ～。

美術館やギャラリーには行った事がないから怖い！なんて言わないでください。もっともっと楽しんでください。HAGに来て「ブ・ロ・グ」の３文字を貴方から発してくれたら『日本画』と『洋画』の違いからお話しますヨ～。「観る」愉しみを一つ増やしませんか？





追伸　平野美術館で開催されている今の催事には松井冬子(森町出身、超美形)の作品も出ています。この作品をどう観るかみなさんの反応は大きく違います。ちなみに平野美術館の今回の展覧会の入場料は大人１名５００円です。どうぞ、ごゆるりとご鑑賞くださいまし。